In 導入事例

日本生命保険相互会社様で「きらめき塾研修 チームを育てる対話術」90分研修を実施させて頂きました。対象者の方々は、拠点長を目指されている選ばれしリーダー職の皆様204名でした。

今回の狙い

今回の研修の狙いは、すばり「もう一歩前へ」、さらなる高みを目指そうという意識の醸成です。

今の仕事は、きっちり出来ている皆様です。そこから更にもう一歩、チャレンジしてみようと覚悟を決めて頂きたいのです。もちろん拠点長への道は険しく、誰もがなりたくてなれる訳ではありません。ですが、成長の過程で学べる事も沢山あることと思います。レジリエンスなどと言う言葉も今回は使いましたが、こうありたいという姿をありありとイメージする事で、折れない心を持つ事が重要だと考えました。研修構成は、チームを育てるスキルとマインド醸成の2本立てです。

研修概要

  • 部下育成の為の対話のスキル
  • 部下の動機付け~部下と何を話すか?
  • 仕事におけるビジョン

会場の中へ、中へ

ご参加の皆様と対峙した感覚では「なかなか出来るな!」という印象でした。それなりのパワーをお持ちの皆様が、ホールに200名から集まっていらっしゃるわけで、しっかりと対峙するだけのパワーのない講師だと、圧倒されて伝わるものも、伝わらないと感じます。広いホールでどのように、参加者の皆様の気持ちをひとつにして行くのかが、ひとつのチャレンジになりました。会場は階段教室になっており、席の間を歩く事もできましたので、兎に角中に入って行こうと考えました。

どんどんご意見を伺って行きますが、流石のレスポンスです。また、女性同士、営業職同士というお互い共感できるポイントが多い為に、かなり本音レベルでお話して頂けて、ありがたかったです。「忙しいので、ついつい自分の言いたい事を先に言おうとしちゃう」など、私が、押し付けはダメとだけ申し上げるより、よほど皆さんの心に響きますよね。

また、ご発言のはしばしには、これまでのトレーニングで学んだ事やご自身が自ら部下育成の勉強をされている形跡が、垣間見えました。特に冒頭の「メンバーとの関係、あなたは上手く言っていますか?」という投げかけをしてペアでお話頂いた後、会場を回って何人かの方に伺った際に、私がこれから話す「共感力」「傾聴」「動機づけ」などに関連する言葉などがでてきた為です。皆さんの悩みとしては、「頭で判っているのに、いざ後輩職員を前にすると実践できていない」という事のようでした。本当に後一歩、「がんばれ!」と心から応援したくなります。

「頭で判っていて出来ない」とお感じの場合、言葉や知識が断片的で体系的理解を深めていない為に、どの場面でどのような対応をしたら良いのか判らないというような事も多いように感じます。たとえば、私の研修での「聴く力」は、「共感(同じところを探す)」「相手目線(傾聴)」「洞察(本音を聴き出す」の3つで構成されています。チームメンバーの価値観(本音)を聴き出すには、この順序がとても大事なのですが、部下としっかり向き合う事が大事と理解していても、最初からいきなり相手の気持ちを洞察力使って持って探ろうとしても、絶対無理な訳です。

ご自身も数字を背負われる中、後輩の面倒を見るリーダー職というのは、なかなかやりがいのあるポジションですが。日々の仕事が後輩職員との係わりが楽しくなるような、今までで一番判り易い「チームメンバーとの対話」の秘訣を、なにがなんでもお持ち帰り頂こうと私も決意しました。因みに、私の場合、講演のような大人数であったとしても、良い話の聞きっぱなしではなく、あくまで共に考えて頂く「研修」形式ですので、課題にあったハンドアウト(テキスト)をその都度ご用意しています。

出来る営業職は、できる管理職になれるのか?

スポーツの世界では、「名選手、名監督にあらず」などと言われます。ビジネスの世界では、どうでしょうか?私は、39歳で課長職になり管理職となりましたが、全く使えない上司でした。当時は、ひとりだけ他の方の10数倍を売上、ひとりで危なげなく利益を出してと、自分は明らかに営業職として成功していると自惚れていました。

私が自分自身の管理職時代に学んだ事は、部下の価値観を無視して「自分のやり方」を押し付ければ、確実に失敗するという事です。ところが、特に管理職である本人が驚異的な成績を出している場合、押し付けはダメと頭では理解していても、気が付けばまたしても「自分の成功したやり方」を押し付けてしまうのです。私の部下育成失敗事例をお話しながら、皆様に管理職の在り方を投げかけて行きます。優秀な皆様は、よもやそのような事はないと思いますが、そこでアプローチを間違えてしまえば、最後まで部下との関係は決裂したまま終わりかねないからです。今回のご参加の皆様も、できる方々、だからこそ、落とし穴にハマって頂きたくありません。NG管理職例を出してご一緒に考えて行きました。

想いをエネルギーに生きる

90分の殆どを壇上には立たずに皆様とのやり取りの中で研修を創り上げて行きますが、最後のビジョンのお話でようやく壇上に戻ります。私自身が44歳で仕事が絶好調の際に、検品中に上から崩れ落ちて来たタラバガニの20キロ箱の下敷きになり、その大怪我によりキャリアが崩壊した事例をお話し、ビジョンを持つ事、想いを持つ事の大切さを感じて頂く為です。弊社株式会社ピグマリオンのミッションは、「想いをエネルギーに生きる人を育てる」ですが、今回も、この最後まで集中力を切らさずに、私の研修をしっかり受け止めて下さった皆様、おひとり、おひとりが、ご自身のビジョンをしっかりと持ち、困難な状況の中でも、自分自身を成長させる道を歩き続けて頂きたいと強く思いました。

(2018年5月実施)

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