In 社長の追伸

人生を楽しむ為に、大好きな仕事の生産性を高める為に、現在3つの事を継続しています。

  1. 生産性向上の為の身体リフレッシュ/友人との山登り
  2. 生産性向上の為に気分リフレッシュ/温泉ワーケーション
  3. 人生100年時代の身体作り/週2回のジムでの筋トレ

今日は、山登りの話。3年ぐらい前のブログでは、人生100年時代の為の身体作りなんて言っていましたが、もともと大きく私の背中を押してくれたのは「Nature Fix 自然が最高の脳を作る」という書籍です。この書籍を読んだ事で、仕事の生産性を上げる為には、脳に良い事をすべきであり、身体を動かし、自然に触れる事で自分の精神も安定するという事を知りました。

2022年、さらに印象的な書籍に出会います。「Die with Zero 人生が豊かになりすぎる究極のルール」(ビル・パーキンス著)という書籍で、簡単に言えば、お金は生きているうちに使え、死ぬ時お金がゼロになっているのが最高だという内容でのお金の使い方として、物より”Experience(経験)”にお金を使うのが良いと書かれています。つまり、書籍では50歳を過ぎたら、お金より経験と書かれていますが、私の年齢で言えば、もう完全に消費のステージに入っている事になります。

これを読んで、思い出したのが、5年ほど前に、弊社のマーケティングのサポートをしてくれている友人のyoshikooと黒川温泉に行った時に言われた言葉です。山みず木という旅館のその部屋には、大きな天然木のテーブルと椅子がありました。「わぁ、こんな大きな木のテーブル、いつか欲しい」という私に、yoshikooは、「わんわんさん(友人からこう呼ばれています)、それいつかじゃなくて、今買わなきゃダメでしょ」と言い放ちました。もう私達は「消費」のフェーズに入っているのだから、そんなに沢山のお金もいらないし、わんわんさん、これ以上お金貯めてどうするの?というような、アドバイスだったと思います。

もともとyoshikooのアドバイスは、親の意見となすびの花は・・・」ではないですが、千にひとつの無駄もないのですが、早速、オフィスにひとつだけ買ってあった木のテーブルと同じものを、もうひとつオーダーして、あの黒川温泉の宿と同じような正方形に近いテーブルが完成しました。結果は、とても満足しています。

今回そのような「今でしょ!」的な考え方に、覆いかぶさるように、”Die with Zero”という書籍に出会い、見事に自分の中で昇華された気持ちになりました。結果として、今年の私は夏山シーズンである7月から10月の週末の使い方が変わりました。大切な私の時間の使い方として、山登りは一気に先頭に。そもそも山登りには、夏山シーズンと冬山シーズンしかなく、2000mクラスの山に登れる時期は、7月から10月上旬と限られているのです。「わんわん健康登山部」という「仕事の生産性を上げる疲れない・危なくない山登りの会」を主催していまして、主に50代以上の人事に係わるすごい女子たちと、あちらこちらの山を攻めています。

ここまで、登山シーズン開幕を待ちきれずに4月の末に歩いた熊野古道から始まって、入笠山、八甲田山などに行きましたが、7月の頭に行った月山がとにかく素晴らしかったです。登山基地となる山形県の鶴岡までは、新潟経由となり、どんなに頑張っても4時間もかかるのに、そこから登山口までバスでさらに2時間です。根性のない私達は、鶴岡に前泊、さらに近くの羽黒山の元宿坊である宿に宿泊しての登山となりました。ちなみに、八甲田山も月山も大人の休日倶楽部パスという、大人にしか使えないJR東日本の4日間乗り放題の特別パスを使って行っているので、交通費は15000円ほどしかかかりません。

月山登山では、晴天に恵まれ、高山植物のまさに咲き乱れる中を楽しく歩いて来ました。チングルマ、イワカガミ、高度があがるとハクサンイチゲやキンポウゲの群落、山頂付近でめずらしいクロユリ。月山は信仰の山で、出羽三山(月山・羽黒山・湯殿山)のひとつです。羽黒山、月山、湯殿山の三山を巡めぐることは、死と再生を辿たどる「生まれかわりの旅」と言われています。熊野古道で生まれ変わったのに、ここでまた生まれ変わったら、元に戻っちゃうのではとちょっと心配です。