In 社長の追伸

おはようございます、今日は研修設計における「気づき」についての共有です。

次の研修は、女性営業職入社1年次研修です。90分でご依頼頂いた研修ですが、とにかく盛沢山だったのを何度も何度も推敲して、今朝起きた瞬間にコンテンツ2つをバッサリ切る事を決意、投影用パワーポイントの1/3を女性営業向けにカスタマイズしたものに作り直して完成しました。

ここ数日、まさに寝ても覚めても的にこの研修の設計の事を考えて続けていましたが、出来がってみれば、なぜ最初からこうしなかったという自分への突っ込みどころ満載でした。

お客様とのお打合せは、初回訪問とご発注を頂いた際の2度でかなり踏み込んだ議論をさせて頂いておりましたが、トップの方からは、1年目で100回ぐらい折れますので「ただ一言」やる気を出させて下さいと言われていました。それなのに、なぜタラバガニのエピソードをカットしたのか、なぜ営業スキルを、あれもこれも教えてやろう的な「奢った構成」になっていたのか・・・・・

今回は、社内トレーニングも充実されている企業様であり、私は90分なのだから、スキル系は社内トレーニングに任せて、できるだけ私にしか伝えられない部分を伝えて、継続して行われるであろう社内トレーニングの効果を最大化るべきなのに、新人を心配する余り盛りこみ過ぎてしまったようです。

理由のひとつは、前回の研修で、頼まれもしなのに詰め込んで、詰め込んで結果的に非常に喜んで頂いたという成功体験に足を引っ張られたのかも知れません。対象者が1年目の方とビジネス・パーソンとしてすでに完成されていらっしゃる方々との違いを無視して、自分の成功体験に引っ張られてしまうのは、とても怖いと事だと思いました。

研修内容は、自分の話をきっかけにされて、参加された方々が「売れる営業について」考える時間にしよう!という構成に切り替えました。

90分で演習は、7回。以前にブログにも書かせて頂きましたが、ちょっとワーク入れましょうというレベルではありません。新しい知識をしっかり自分事にして考える時間を確保しています。勿論、7回も演習があると、それはそれで時間配分が怖いのですけれど、そこはファシリテーション技術で乗り切る他ありません。

パワーポイントの枚数は64枚。今、手元に最初に考えたパワーポイントを印刷したもがありますが、なんと最初は91枚です。枚数は減りましたが、久々の「セールスで成果を上げる為の13の徳目」も入れ込みました。絶対心が震えるような研修にしようと思います。

営業職でなくての、このパワーポイントの続き、「成績を安定させる2つの秘密」って何だろう?って思われませんか?秘密ですけどね。

因みに、この記事を金曜日に書き終わって、土曜日に山登りに行き、日曜日は神保町へ行き、トレッキングポールやらザックやらと、1日中山登りグッズの事しか考えず、我ながらひとつの事に集中する力は、恐ろしいなぁと思いました。