In 社長の追伸

勝どき研究室OPEN~タコ部屋からウサギ小屋へ

株式会社ピグマリオンは、業務拡大の為、2019年11月23日の吉日(天赦日)に、新事務所である「勝どき研究室」を正式に開設、お披露目をさせて頂きました。

と書くと、もの凄く偉そうですが、タコ部屋からウサギ小屋レベルへ昇格致した程度です。

実は、独立させて頂いてまもなく丸3年を迎えますが、私の専門である経営理念のお仕事がお蔭様で増えています。当初の研究課題だった「理念浸透」というカテゴリーは、企業の方向性を定め社内外に公表するという目的だけでなく、「企業文化醸成」「社員モチベーション向上」「離職防止」「M&A(企業合併)促進」「日系企業から外資系への転換」「新規ビジネス領域への挑戦風土作り」「チームモチベーション向上のためのチームビジョン構築」とさまざまな課題を解決しながら、次々コンテンツが増えてまいりました。年明けからもすでに理念改定のプロジェクトが1社決定、4月からは、理念浸透の為の管理職研修やグループ理念を現場に活かす為のビジョンと行動指針策定のプロジェクトが予定されています。

営業研修と異なり「理念改定プロジェクト」は、数カ月単位の仕事になる事もしばしば。その書類の多さ、連続する研修で自宅兼オフィスの特に5.5畳の書斎は、常に混沌として足の踏み場もない状態で、蟹工船かタコ部屋かという状態でした。特に今期は、営業コンサルの仕事を3本走らせながら、M&Aを成功させる為の経営理念改定のプロジェクトに入っておりましたので、夏休み後からここまでは、タコ部屋から研修に行くか、タコ部屋で研修を創るかの2択となりました。

しかも同じ部屋で寝ておりましたので、忙しくなると気になって夜中に起きてそのまま仕事をしてしまう事もしばしばで、これでは、精神衛生上も良くないと思う気持ちと、私ごときが贅沢だという気持ちが拮抗していましたが、最後は12月末で主人が定年、家にいる気満々という情報が背中を押してくれ、本社(倒れそうなくらい偉そう)から徒歩3分、大江戸線勝どき駅から徒歩2分の所にピグマリオン勝どき研究室として、新オフィスを開設致しました。

元の事務所もこれまで通りですが、勝どき研究室の方は、勉強会やミニセミナーなどの開催で、より皆さんとの接点を増やして行く予定です。築40年という古い建物ですが、中はすっかりリノベーションされております。ただし、オフィスまでのエレベーターは、これに乗って大丈夫かと不安を感じるレベルとなります。

このような感じで8名から10名様ぐらいが座れるテーブルがありまして、ゴーゴーという音をたてる、ちょっとした台所と昭和な感じのガス湯沸かし器がなぜかあります。

台所など必要ないと思いましたが(お風呂場はすっかり荷物置き場に)、おかげで、こんな感じのお食事もご用意可能です。銀座からバス5分でこのクオリティは、もしかすると人財育成より居酒屋でもやった方が良いかも知れません。

仕事は、こちら側でしております。

勝どき研究室と敢えて名乗らせて頂くのは、ビーカーやフラスコを並べて別に怪しい研究をする訳ではなく、忙しさに追われ学ぶ事を忘れたくないからです。私の13個もある心掛けには、「自己投資は最大の顧客サービスである」という項目がありますが、生産性を究極まで上げて、余剰時間で再び勉強をして行くと言うことを忘れないようにしようという、ささやかな抵抗です。

この場所から、新たな価値を生みだせるように、そして、その価値をお客様に還元できるよう、ピグマリオンのミッションである「想いをエネルギーに生きる人を育てる」ための仕事に邁進して行きたいと思います。今後ともご指導、ご鞭撻の程よろしくお願い致します。