In 理念浸透

1年の経つのは早いものです。昨年の今頃は日本サードパーティ株式会社様の経営理念刷新プロジェクトに入っておりました。設立30周年 社員参加型の経営理念刷新プロジェクトです。

日本サード・パーティ株式会社様は、従業員388名ジャスダック上場の企業で、主に海外のIT企業向けに、ヘルプデスク、トレーニングなどの技術サービスのアウトソーシングを提供する会社ですが、ここ数年はクラウドコンピューティング、ロボット技術、人工知能技術などを駆使し、新しいサービスの展開をすすめていらっしゃいます。

30周年を機に、それまでの経営理念を判り易く、共に進む為の行動をイメージできるものに刷新されました。私は3か月に渡りそのプロジェクトに入り、2度の研修と複数回のプロジェクトチームとのミィーティングに入らせて頂きました。新しい経営理念は、社外的には公開されておられませんでしたが、先週無事公開されましたので、ご紹介させて頂きます。

こちらの企業理念のページでは、最終的な言葉だけでなく、創り出す際の皆様の想いも表現されていますので、ぜひご覧ください。

日本サード・パーティ株式会社 企業理念のページ

その企業理念のページから、特にバリューについて見て見ましょう。(日本サードパーティ株式会社様企業理念のページより抜粋https://www.jtp.co.jp/aboutus/vision/)

経営理念を名詞から動詞にすることで行動が生まれる

左側のオープンマインドやパッションという単語を右側の短い文章で説明しています。単なるオープンマインドの説明文ではないのです、この会社においてオープンマインドとは、「変化を恐れない」という行動をする事であるという事、この会社においてパッションとは、「チャレンジを楽しむ」という行動なのです。左の単語の説明文ではなく、どう行動をするかの短い説明文が右側なのです。研修では、「左側=右側である必要はないですよ」としつこく申し上げました。

これは、私が理念刷新のコンサルテーションさせて頂く際には、鉄板でお勧めしているバリュー(行動指針)作成の方法のひとつです。

現在、外資系製薬会社様と経営理念浸透に関してディスカッションを始めているのですが、その人事のマネージャーの方がディスカッションの中で実に上手い事をおっしゃってくださいました。「名詞から動詞にするんですね」

そうなんです、まさにその言い方がぴったりです。私も相当数の経営理念浸透に関する書籍や論文を読破しましたが、理念浸透の為に「経営理念を動詞にする」というのは、なんと判り易い表現でしょう。最初に私とお客様が共に、この言葉見つけたという事で、2018年4月26日を記念日にしたいくらいです。名詞のままのパッションでは、何をしてよいか判らないですが、「チャレンジを楽しむ」であれば、何をすれば良いのか明確になりますよね。

理念浸透の目的に「モチベーション向上と定着率向上を」

株式会社ピグマリオンを設立して1年間、学術的な研究を一旦離れ実践レベルで経営理念浸透については、トコトン考えました、そして色々試してみました。弊社のもうひとつの柱である「営業力強化研修」や「管理職研修」を数多くやらせて頂き、営業研修でも管理職研修でも「モチベーション」のコンテンツの中には必ずと言っていいほど「自分のビジョンと組織のビジョンを結ぶ」という考え方とやり方をご紹介してきたのです。なぜ結びつける必要があるのか、それが自分に取ってどのようなメリットがあるのか?という事です。これが非常に上手く機能しており、お客様にも喜んで頂いています。それが、受講者の方のやる気の向上に繋がり、結果的に「社員定着率向上」の一助になるという事が判ってきたからなのです。

次々と別の部門へご紹介を頂きリピートにつぐ、リピートで弊社の研修事例ご紹介ページでは常連の日本生命様など、殆どの研修でこの「理念と個人」のコンテンツを入れて下さっています。

経営理念浸透の目的は、「良質な文化の醸成」「多様なメンバーと共に働く為の共通言語づくり」「方向性の明示で売上向上」など様々ありますが、「社員モチベーションの向上」で「社員定着率のアップ」というのが、弊社の得意分野と言えるかも知れません。

「うちの理念は変えられません」という悩み

理念を名詞から動詞に変えると行動に繋がる、それが良いと判った所で「人事部(または経営企画部)で理念変えちゃったら殺されます」「経営理念は、よほどの事がない限り変えられません、だから柏さん言っている事は判りますが、うちは無理です」。

このようにお考えの方もいらっしゃるかと思います。でも、それなら現在の経営理念を土台してたとえば部門のビジョンを作成して、部門のバリュー(動詞化された行動指針)を作ったり、もしくは、経営理念を土台にして個人のビジョンとバリューを作り、行動に繋げて行けば良いのです。ひとりひとりが、喜んで個人のバリュー(行動指針)を作って下さる方法について、詳しく知りたい方は是非、ご連絡下さい。きっと経営理念で会社は変えられます。

よろしければ、日本サードパーティ株式会社様 事例紹介とブログも合わせてご覧ください。

日本サード・パーティ株式会社

 

最も印象に残ったのは、経営理念オタクがいたこと