In 社長の追伸

2018年12月8日、明治大学専門職大学院グローバルビジネス科オープンキャンパスにて、卒業生としての講演を実施致しました。このページは、当社のホームページコンテンツとは関連がございませんが、社会人大学院へ挑戦を試みる方々へのサポートのページとなっております。

明治大学専門職大学院グローバルビジネス科オープンキャンパスにご参加頂いた皆様へ

昨日はお忙しい中お時間を頂きありがとうございました。明治大学専門職大学院グローバルビジネス科に入学を検討中の皆様、豊富なカリキュラムはきっと皆さんの専門領域拡大のお役にたてると思います。また通いやすい環境と素晴らしい設備は、きっと仕事との両立で学ぶ上で皆さんの助けになることと思います。私がビジネスで様々な経験を積み、最終的にこの明治大学専門職大学院グローバルビジネス科という社会人大学院のMBAコースで得たものは、論文執筆で感じた「挫折」とそこからの立ち直り、そして最終的に得る事ができた「自分自身へ自信」だったのではないかと思います。皆さまのご検討をお祈りいたします。

社会人大学院(MBA)コースをご検討の皆様へ

ご参加者の皆様がエントリーをされる時にお困りになるのが、学習計画書に関する公開資料の少なさだと思います。取り急ぎ、私が入学申し込みに際して書かせて頂いた学習計画書をアップ致します。青字で注意点を付記しておきますが、ご自身の学習計画書作成にあたっては、以下の3点にご留意ください。

  1. 大学側の資料を熟読して要素を過不足なく入れること
  2. 入学させる側から見たときに、自分を入学させるメリットを主張すること
  3. 自分の実績は、すべて織り込むこと
  4. シラバスを熟読して、入学したら何を学びたいのかをリアルにすること

学習計画書

◆志願理由

志願理由以下の2つの理由で、私は貴校で学びたいと考えています。

志願理由1:
ヒューマンリソースマネジメントの専門家として、
人材育成コンサルタントとして、常に選ばれる人でありたい。
その為に、専門領域をさらに深め、知見を広げたい。

私は人材育成のコンサルタントである。FranklinCovey社の法人向け人材育成コンサルタントとして、経営層及び人材育成責任者と面談を行い、自社研修を活用した人材育成・組織改革案の提案を行うのが仕事である。専門分野は、リーダーシップ開発、主体性強化、生産性向上(タイムマネジメント)、信頼関係構築(人間関係構築)、キャリア形成支援、コミュニケーション力向上、企業理念浸透、モチベーション向上、女性活躍推進などである。

最も経験の長いコンサルタントして、お客様からのご期待は、日毎大きくなっている。大切なお客様への高いアウトプットレベルを確保する為に、私は専門のヒューマンリソースマネジメント領域をより深く、より幅広く学び、高い視座を保ち続ける必要がある。私自身に投資する事は、最大の顧客サービスなのである。

さらに、より一歩上を目指すには、ご面談させて頂く経営層の課題をより深く理解する為、経営者視点で人材以外の市場分析や戦略的要素を踏まえ俯瞰的に組織を分析するフレームを身に着ける必要がある。単なる人材育成コンサルタントから、より大きな経営課題についても幅広い知見でアドバイスができる人事コンサルタント、ヒューマンリソースマネジメントの専門家を目指したいと考えている。

貴校の野田稔教授は、組織論の第一人者である。先生の「組織行動論」だけでも、非常に価値があるが、アンダーセン・ヘンリー教授他、組織・人材関連のカリキュラムの層が厚いことが第1の貴校の魅力である。(※入学校のシラバス(明治大学専門職大学院ではホームページから閲覧可能です)を熟読して、リアルにイメージ)

志願理由2:
Live Life in Crescendo.
人生をクレッシェンドで生きて行くこと。昨日より少しでも向上した自分になること。
MBA取得を自分自身を高める手段として、次の2年間で全力を尽くしたい。

“Live Life  in Crescendo”とは「7つの習慣」の著者であるスティーブン・R・コヴィーの残した言葉で、私の最も好きな言葉である。私は、FranklinCovey社のコンサルタントとして仕事する傍ら、タイムマネジメント研修の講師としても登壇をしている。効果的な目標設定とその達成の方法を、多くの人に伝えるのが仕事である。効果的な目標設定のコツは、自分自身の価値観(大切な事)とアライメント(一線化)ができていること、目標達成のコツは、「目標は一度にひとつづつ、フォーカスする事が重要」という理解をしている。

英語の公的試験であるTOEIC485点で外資系企業に入社してしまった私のある時期までの個人目標は、英語力を高める事であった。英語の最終ゴールはまだ見えないが、TOEICも880点、グローバルディールと言われる世界同時開催の研修を他国のコンサルタントと共同で実施する等、完璧ではないが実用レベルまでは、力をつける事ができたと感じており、ぜひ次のストレッチゴールを設定したいと考えていた。(※ここは単なる自慢話ですが、単に高得点を取ったのではなく、私は努力の出来る人というアピール、私の場合55歳という高年齢入学なので、チャレンジ精神などをアピールしたかった事もあり)

最終的にコンサルタントとして独立起業をし、講師業中心の仕事内容に切り替え、
75歳まで続ける決意をしている現在の大好きな仕事にプラスになるものは何か?
熱意を持ってフォーカスできる事は何か?
その結論は、MBA取得を手段として自分自身の視野を広げ、視座を高め、
自分自身の価値を高める事であった。(※最初からここまでビジョンが描けていたので、2年間で必要なスキルを無駄なく得る事ができたのだと思います。)

そして、この後の人生も常に新しいことに挑戦し、学び続けるという事を考えた時に、より大きな目標に挑戦し、続けられる仕組みを作りたいと考えるに至った。貴校は、2年間の学びが終了した後も、科目等履修生制度で単科で学び続ける事が可能である。自分の価値を高めるカリキュラムに加え、この魅力的な制度は貴校を選んだ第2の理由である。

◆学習計画 (※シラバスをじっくり読んで自分の学びのイメージを明確化します)

1. 専門分野を深める
人材育成を、「なぜ」と「どのように」行うかを、論理的かつアカデミックな知識の裏付けで提供できるように、ヒューマン・リソース・マネジメント領域を体系的に学び、理解を深める。

特に学びたい科目:
「組織行動論」「ヒューマン・リソース・マネジメント」「人材育成論」「マネジメント入門」「ケーススタディ(マネジメント)」
「人的資産価値経営」「キャリア開発」「社会心理学」「多文化チームマネジメント」等

2. 専門分野を広げる
経営視点でお客様の組織を捉え戦略立案から実行をサポートする。将来的に、独立起業をする際に備え、最低限の経営知識を身に着ける。

学びたい科目:
「MBA基礎論」「コーポレート・ファイナンス基礎論」「ベーシックマーケティング」「戦略マネジメント」「戦略マーケティング」「マネジリアル・エコノミクス」「中小企業の会計」等

3. 講師としてのアウトプットの質を高める
専門分野を深める事で新たな研修設計ができる為、1の「専門分野を深める」で提供研修の質は向上するが、具体的に「どのように」の部分も高めたいと考える。

学びたい科目:専門分野のスキル系の補強
「ビジネスプレゼンテーションスキル」「自己表現」「ビジネスコミュニケーション」等

◆専門領域で特に関心を持っているテーマ

1. 組織における個々人のコミットメントレベルと持続的な成長組織の中で個々人が高い達成意欲を維持し長期的に成果を出す為には、
どのようなタレントマネジメントが有効であるか?

私自身、これまで、組織における個々人のコミットレベルを上げる際には、「個人の意識改革」、「上司による動機づけ」「制度改革」、「環境整備(職場環境・風土改革・人間関係改善等)」等の視点で切り分け、特に「個人の意識改革」「上司による動機づけ」「風土改革・人間関係作り」に力点をおいた研修設計、提案をしてきたが、個々人が活き活きと、やりがいを持って仕事をする為に、個々のタスクに対するモチベーションを維持する為には、どのようなアプローチや育成方法が有効か?留意すべきポイントはどのような部分か?

2. 企業理念・ビジョンの浸透による組織力の強化を可視化する(※結局これを現在仕事の柱にしています)

私の所属するFranklinCovey社では、個人の価値観・ミッションと組織の理念やビジョンとのアライメント(一線化・関連付け)を重視する事で、個々人は高い意欲を持って仕事に取り組めると考えている。私自身、自分自身の実体験をもとに、多くの人に仕事を通じた自己実現や人生の意義を見出して貰いたいと強く考え、その実現の手段として企業理念・ビジョン浸透関連の仕事を特に熱意を持って行ってきた。

しかし、現状手に入る結果は、個人のやりがいやモチベーションの向上というやや漠然としたものである。これを、経営指標に関連付けて効果を可視化する事はできないだろうか?また、日本で世界で成果を出し続ける企業が、企業理念・ビジョン浸透について、どのようなアプローチでどのような施策を取り、経営戦略の推進に貢献しているか、このような分野に興味を持っている。

3. リーダーシップを発揮できる人材はどのように創出されるのか?

終身雇用が事実上崩壊した後、各企業は人材育成にも選択と集中という事を考えるようになっている。つまりそれまでの年次一斉の階層別研修から、期待される人材を峻別し「次世代リーダー選抜」というような形でより効果と成果を期待した研修を行うのだ。時代がどのように変化しても、自ら考え自ら行動し、周囲を巻き込んで成果を出せる人材は、常に求められている。そのリーダーシップを発揮できる人材を、次々輩出できれば、企業の将来は盤石である。最新のリーダシップ理論、シンプルで実務に応用が効くリーダーシップのフレーム、自社で進めるリーダーシップスタイルに固執する事なく、幅広い知見を身に着けたいと考える。

4.戦略を実行する上での効果的なマネジメント手法

具体的には、戦略実行のプロフェッショナルになりたいと考えている。私のコンサルティング分野は、大きく捉えれば従業員の意識改革と行動変容から大きく企業カルチャーを変革して行くというものであるが、今後は更に実践的なゴール設定(戦略設定)と実行の為のサポートの仕事をしたいと考えている。

実際にFranklinCovey社では、効果的な戦略を立案しそれを組織の中で実行する為の「4Dx 実行の為の4つの規律」という研修を持っており私も実際に導入している。そのしかし導入後、頭では判る、でも日々の仕事に流されて結局描いた事は実現できなかったという組織を沢山見てきた。非常に残念な事である。

経営知識、マーケティング、戦略立案、ブランド戦略等の幅広い知識を身に着け、実行系の研修を導入する前にまず効果的に成果を出す為の企業戦略をお客様と共に考え、研修実施後に、戦略実行のプロフェッショナルとして継続して実行の為の定期的コンサルテーションができるようになることで、仕事の幅は大きく広がると考える。

学習計画のまとめ

私の知識レベルは、最新か?お客様の知見を上回る事はできるのか?このような視点で人と組織に係る事を体系的に学びその解を得たいと考える。同じ仕事を10年続けた事で固まってしまった、ものの見方や考え方を壊したい。「これはこうあるべき」「これは恐らくこうなるだろう」という思い込みを一度すべて捨て、謙虚な気持ちで新たな視点や異なる意見を学び、仕事に活かして行きたく思う。

参考資料・職務経歴書
実務経験を活かし、クラスのディスカッション等で貢献したいと考えます。(※これは大学側にとって私を入学させるメリット)

経歴要約

●約24年間の食品流通業(主に商社)で営業職としての実務経験。
冷凍水産物の輸入加工販売を通じ、16年勤務した商社で年間個人売上50億を入社3年目に達成、16年間セールス部門でトップを維持した。また7年間のチームマネジメント経験がある。

●約10年間の教育研修会社での人材育成コンサルタントの実務経験。(詳細以下)

現在の職務
2005年2月~現在 フランクリン・コヴィー・ジャパン株式会社
フランクリン・コヴィー・ジャパン株式会社(本社 米国ソルトレイクシティ)
従業員 世界2000名 日本支社 62名。書籍「7つの習慣」をベースにした研修で、国内外の企業の人材育成をサポートする。

ダイレクトセールスチーム シニア・クライアントパートナー
法人向け 人材育成コンサルタントとして、経営層及び人材育成責任者と面談を行い、自社研修を活用した人材育成・組織改革案の提案を行う。

● 担当業種は、流通(飲料メーカー各社)、IT、製造・銀行証券・生保・製薬と多岐にわたる。(10年間で、約2400名の人事責任者とコンタクト)
● 提案書作成・面談・プレゼンテーション等について若手の指導を行う。
● 研修講師 「プライオリティ・最優先事項の達成」担当。効果的な目標設定とその達成のプロセスについての研修を延べ1000人以上に実施。
● 2010年より信頼をベースにしたリーダーシップ研修Speed of Trustの
Practice Leaderを務める。(該当研修の日本における推進責任者)

● 受賞歴
2007年度 プレジデントアワード受賞
2008年度 プレジデントアワード受賞
2009年度 プレジデントアワード受賞
2012年度 プレジデントアワード受賞
2013年度 プレジデントアワード受賞
2014年度 プレジデントアワード受賞

(※経歴などは当時のものです)