In 社長の追伸

人生100年時代の身体作り、皆様は健康の為に何か運動をされておられますか?私は、今、山登りにハマっています。もともとハマり易く、古くは「目標をたてて達成すること」にハマり、その後「経営理念」にハマり、ハマりだしたら、とんでもなくハマる自分が怖いのですが、山登りも完全に同じ道をたどっています。

山登りを始めた理由

そもそも何故山登りだったかと言いますと、この仕事を始めてみたら、とにかく激しく集中、研修講師として熱意を持って研修で暴れまわると、それはそれは気力と体力を消耗するという事に気が付きまして、これは何か手を打たないことにはと考えはじめていました。人生100年時代、身体が健康じゃなくてどうするという事で、独立起業した事もあり、人間ドックなどにも行きましたが、結果は褒められたものではありませんでした。そして、たまたま健康診断で私のコレステロールが301という驚異的な数値なのを知った友人が、そんな健康管理じゃ早死にすると心配してくれまして、強制的に高尾山に連れて行かれ、山デビューをすることになりました。持つべきものは、お節介な友人です。

私を山へ連行してくれた彼女曰く、「スポーツクラブもホットヨガも忙しくて続かないなら、月に2回でも山登りをした方が絶対いい!」という事だったのですが、当初はなぜ山?とクエッションマークが大量についた状態でのスタートでした。昨年2017年の11月の末の事です。コレステロールがそんな数字という事は、体重は押して知るべしで、身長に対する平均体重から9.98キロオーバーをしていました。結果、コレステロールは、すっと50以上下がり、体重はこれまたお節介な友人に私設ライザップのようなトレーナーになって貰っていることもあり、まだまだ太りすぎですが、2か月で体重が5キロ減、体脂肪も9%減りました。

高尾山で木漏れ日の中を歩く

高尾山は、小学校の遠足以来で、その時の高尾山のキャッチフレーズは、「子供の山・高尾山」だったと記憶していますが、連れて行かれたコースは、想像と全く異なる、小川のせせらぎを聞きながら木漏れ日の溢れる木立の中を歩く、まさに山登りでした。高尾山には、山頂までに幾つものコースがあるのです。私のお気に入りは6号路という山頂まで90分ほどのコースです。

はじめて登山は、階段が多くその後2度と登っていませんが稲荷山コースで、本格的な登山をする友人の背中を追いかけながらの登山となりましたが、天気にも恵まれたからでしょうか?まさに気分爽快。ちょうど12月上旬に研修が固まっていて、頭も心もいっぱいでしたが、目の前の一歩に集中しているときは、頭が目の前の一歩の事だけ考えていればよく、その頭の中の爽快感が素晴らしかったです。そこから一気にハマってしまい、ここまで2か月程で高尾山6回、陣馬山1回、奥多摩1回と、飛んでもない早いペースで山登りをしています。この爽快感をオフィスでストレスにさらされながら困難な仕事に日々追われている方々にも是非お伝えしたい!と真剣に思います。

登る時間は、早朝が素晴らしいです。歩いているうちに正面から光が差し込んで来ます。これがなんとも言えずきれいなのです。90分で登れる登山道を120分ぐらいかけてゆっくりと登ります。その後、もみじ台という所のお茶屋さんでお蕎麦を頂いて稲荷山コースで下山というのが、自分的にベストリフレッシュルートだと思っています。途中、あまりに遅いので、子供や犬、出会った方すべてに抜かれますが、「競争をしないて良い」という状況も楽しむようにしています。脳をリフレッシュする、ストレスを解消する、生産性を上げる為にするルーティンを幾つか持っている事は、非常に重要な事ではないでしょうか?

高尾山は、コースも多く陣馬山方面にもつながっている為に、まだまだ探求したい道が沢山あるのですが、実は高尾山ばかり行くのには理由があります。「高尾山健康登山の証」というご朱印帳のようなものにスタンプを押して貰っているからです。この仕組みがある為に、別に思いついた山へ行けばよいのですが、高尾山リピーターとなっているのです。尚、殆ど友人と行くのですが、ひとりで行く事もありますし、大学生の息子もすでに2回登頂しました。彼は走って登ります。

技術の進歩が山登りを手軽にしている

山登りをしたら、翌日から筋肉痛で死にそうになって平日の仕事に影響が出るだろうと予測していましたが、実際に筋肉痛になったのは初回のみで、そんな心配は杞憂でした。今は、科学の力で筋肉痛など駆逐できる時代なのです。最も効果があった驚いたのは味の素が出しているアミノバイタルというサプリメントです。

スポーツのようにカラダを酷使するときには、体内に貯蔵されている糖質と脂質だけでは補いきれず、筋肉などのタンパク質から分解されたアミノ酸が、エネルギー源として使われるようになるのだそうですが、アミノバイタルは、それを一瞬で可能にしてしまうサプリメントなのです。ステック状のもので手軽に水と共に取ることができます。このアミノバイタルを山登り直前、下山直後、就寝前に飲むとまったく筋肉痛になりません。一番高い金色の袋入りのアミノバイタルは、一本300円ぐらいするのですが、これさえあれば、鬼に金棒なのです。

さらに、ワコールのCw-xというスポーツタイツは、タイツの癖に2万近い値段ですが、これがあれば、膝も痛くならず、ミレーという山ブランドのアンダーウェア「ドライナミック™メッシュ」は、最新技術が可能にした「網シャツ」の現在形と言われ、シャツの下に着る事で、汗をかいてもメッシュの厚みが肌から離し、汗冷えや低体温症のリスクを軽減するというもの。こちらもシャツ1枚5000円と結構なお値段ですが、その機能はうまく説明できないほど、素晴らしいのです。山登りは、山ガールと言われる若い女性から、70過ぎのお年寄りまで、さまざまな年齢の方が楽しんでいらっしゃいますが、このような技術の進歩が幅広い年代に山登りを開放しているとも言えます。

その他、登山靴やザック、歩く時に使う杖(トレッキングポール)なども、高いもの程、重量が軽く使いやすいという判り易い構図となっています。高尾山レベルでは全く関係ありませんが、夏には八ヶ岳や白馬などにも行ってみたく、すでにザックは25リットルと35リットルの2つ、靴も標高高い用に加えて、今軽いハイキング用にもう1足欲しいと物色中です。問題はどこに置くかで、部屋の中がカオスのようになりそうです。

残念ながら1月からの大雪ですでに2度登山予定を延期していていますが、春になったらお弁当持参で一丁平という所まで歩ければと今から楽しみにしています。人生100年時代、健康をしっかり維持して、仕事も遊びもバリバリ頑張りたいですね。