In Blog, 理念浸透

「パーパスが流行っているようので作ったが、そのままになっていて・・・・」「社長が毎度熱く語っているに、全く浸透していない」「パーパスが自分ごとになっていない」このようなご相談を沢山頂きます。浸透しないのは、浸透の方法が間違っているからではありませんか?

「ちゃんと伝えている、いや伝わっている、でも『自分ごと』になっていない」と言うのなら、浸透活動がそもそも上から下への伝言ゲームになっていませんか?

たとえば、社長が「火の用心だ!」と力強く言う、部長が「上が火の用心だと言ってるぞ」と言う、課長も「火の用心だぞ!」と係長に言って、メンバーも「はい、火の用心ですね!」と言う。本来であれば、火の用心なのだから、消火器の設置、避難経路の確認、避難訓練の企画と次々現場で行動を起こさなければいけないのに、これでは消火器ひとつ、バケツひとつ用意されずに終わります。

パーパス浸透でも、多くの会社で同じようなことが起こっています。ただの伝言ゲームです。スローガンのように、言葉だけ覚えるのでよければ、この方法で構いませんが、これでは行動につながりません。

飛行機が着陸する際には、3度から4度という進入角度が大切なのだそうです、滑走路が短いとその角度は維持できません。実はパーパス浸透も、進入角度がとても大切なのです。

社長が上から言う浸透の角度は、90度。上から「どん!」です。部長が「上がこう言っているぞ」というのは、斜め45度の浸透の角度。本気で浸透をさせるためには、もっと下の方から、社員目線で現場から浸透させる必要があります。

そもそもパーパスを浸透させるためには、パーパスに対しての共感を生み出さなければなりません。「上からどん!」というやり方では、浸透しないのは当たり前です。では、どのように浸透させていけば良いのでしょうか?おすすめは社内で旗振り役の人たちを任命して、その旗振り役の人たちが中心となって現場に浸透を進めていくことです。この旗振り役の人のことを、アンバサダーと呼んでいます。

アンバサダーが中心になって、「このパーパスって、つまりどういこと?」を議論する「つまどう会議(つまりどういうこと会議)」を開催することで、社内にパーパスを浸透させる方法を「パーパス浸透の教科書」(マネジメント社)という一冊の本にしました。浸透しない理由は何か?そして、具体的にどのような手法で浸透させていくのか?

私は、パーパス策定・浸透のコンサルタントであり、研修講師です。各社の課題にあわせてパーパス浸透のワークショップをこれまで100本以上実施しています。人数で言えば、本には年間5000人以上と書かれていますが、おそらく今期は営業研修も合わせると延べ8000人ぐらいのワークショップを実施する見込みです。

そのような状態で、コンサルタントというより、最近は意図せずカリスマ講師路線まっしぐらなのですが、この本ではパーパスが浸透しない理由(理論)だけでなく、第4章からその具体的な講師としてのスキルを大公開しています。恥ずかしいので、小声で言いますが、元々のサブタイトル案は「カリスマ講師のパーパス浸透」だったくらいです。

捨て身で、すべてノウハウを公開していますので、みなさんの会社、組織、チームでも、もっとパーパス浸透が進められるように、この「パーパス浸透の教科書」、ぜひお手に取ってみてください。

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